1. 深冷処理作業工程図を描き、深冷処理の利点を5つ書きなさい
※ 作業工程図

◑ 冷却剤にはドライアイス + アルコール (-78度)、液体窒素 (-196度) を使用し、焼入れ直後の焼き戻しを行う前に実施する。処理 温度は60~80度とし、保持時間は25mmあたり30分の割合とする。

※ 深冷処理 長所
◑ 残留オーステナイトをマルテンサイト化
◑ ステンレス鋼の機械的性質改善
◑ 鋼材を強化
◑ 時効変態防止
◑ 寸法変形防止

2. 疲労限度とは何か説明しなさい
◑ 材料に繰り返し荷重が作用しても、材料が永久的に破壊されない応力の中で最大の荷重値

3. 75% Ni鋼を48~120時間熱処理した後焼き戻しをした場合の組織名を書きなさい

4. 高周波焼入れの特徴を5つ書きなさい
◑ 迅速な加熱と冷却
非常に迅速な加熱が可能であり、迅速な冷却過程は熱処理サイクルを短縮し、生産量を増加
◑ 精密な熱処理制御
必要な部分のみを精密に硬化させながら、残りの部分の性質を維持可能
◑ エネルギー効率性
直接的な熱伝達によって行われるため、エネルギー損失が少なく、エネルギー効率が高い
◑ 表面品質向上
表面硬化過程は部品の摩耗抵抗性を向上させ、長い寿命を保証
◑ 清潔で安全な作業環境
火炎や有害ガスを使用しないため、作業環境がより清潔で安全
◑ 自動化統合の容易さ
自動化システムと容易に統合できるため、大量生産工程に効率的に適用

5. 自動車エンジンブロックの表面微小亀裂を非破壊検査する手法とその理由を説明しなさい
◑ 蛍光浸透探傷法
◑ 形状が複雑な試験体も探傷が可能であり、微細な亀裂も探し出すことができるため

6. 点算法で非金属介在物を試験する場合、視野数(f)を40とし、視野内のガラス板総格子点の数(p)は 縦横20個介在物によって占められた格子点中心の数(n)は48個だった。面積率(清浄度)を求めなさい
◑ 計算式
d = n / (p * f) = 48 / (20 * 20 * 40) * 100 = 0.3%
面積率(清浄度) = 格子点中心の数 / (縦*横 点の数 x 視野数)

7. ブリネル硬度について10/3000/30の意味を書きなさい
◑ 10 : 押込み子の直径
◑ 3000 : 試験荷重
◑ 30 : 試験時間

8. 非破壊検査方法の中で、ラミネーションは検出に優れ、気孔のような円形に欠陥は検出が容易でない検査方法は 何か書きなさい
◑ 超音波探傷試験

9. サルファーリンター法で現れる偏析の種類を5つ書きなさい
◑ 正偏析 (Sn)
◑ 逆偏析 (Si)
◑ 線状偏析 (Sl)
◑ 点状偏析 (Sd)
◑ 中心部偏析 (Sc)

10. 磁気探傷試験の磁化方法の種類を書き、それぞれの種類について説明しなさい
◑ 軸通電法
試験体を軸方向に直接電流を流し、電流の周囲に発生する円形磁界を利用して試験体を磁化する
​
◑ フロッド法
試験体の局部部に2つの電極を接触させ、試験体表面に近接した2点間にのみ集中的に電流を流し、必要な強度の円形磁界を 形成させて試験する方法
​
◑ 直角通電法
試験体の軸に対して直角方向に直接電流を流す磁化方法
軸に直角方向の欠陥が最もよく検出され、軸方向の欠陥は検出されにくい

11. 窒化法は2NH3 → (2N) + (3H3)であり、固体浸炭法は60%木炭 + 30% ( ) + 16%NaCO3 の固体浸炭剤を使用し、表面も硬化させる。空欄に入る内容を書きなさい
◑ 30% BaCO3

12. 切削性が良好な鋼材は何か書きなさい
◑ 快削鋼

13. 현미경 배율 100배, 현미경 사진 넓이가 5000mm2일 때, 짐머법에 의하여 결정입도를 구하시오

14. 630度で5時間標準状態でガス浸炭した場合、最大硬化層深さはどれだけかを計算しなさい

15. 鋼の熱処理S曲線に影響を与える要素を3つ書きなさい
◑ 応力
◑ 偏析
◑ 加熱温度
◑ 合金元素
◑ 加熱速度

16. 金属の特徴を5つ書きなさい
※ 物理的性質
◑ 常温で固体形で存在
◑ 融点が比較的高く、強度も高い
◑ 固有の比重を持ち、一般的に重い
◑ 熱伝導率および電気伝導率に優れている
◑ 加工時間、設備、費用がかかる
​
※ 機械的性質
◑ 硬度と耐摩耗性に優れている
◑ 鋳造性が良く、合金の回収が可能

17. マルテンサイト変態時に硬くなる理由を3つ書きなさい
◑ 原子格子に滑りが生じて内部応力が上昇するため
◑ 炭素格子およびFe3Cにより析出ロディーメント化し、超格子により
◑ 無拡散変態による体積変化により

18. 面指数を書きなさい (x)